ダッジ ラムはどうだ!?F150と並び称されるUSピックアップ ワイルドなダッジ ラム 1500のドライビングレポート!
ダッジ ラム1500:アメリカではナンバー3に過ぎない。
しかし、エキゾチックなフォード F-150 ライトニングと共に典型的なUSピックアップとして、ダッジ ラム1500はここドイツでも正式に販売されている。
ジョン ウェインは亡くなり、インディアンはとっくにテントをたたみ、幌馬車は博物館の村を通り過ぎるだけだ。ダラスとデンバー一族の土地ほどピックアップが多いところはない。カウボーイであろうと農夫であろうと、石油王であろうと銀行家であろうと、いつも身なりがきちんとしている。
そして将来はもっと良くなる。というのも、ダッジは今、「ラム1500」を大刷新し、「フォードF-150」や「シボレー シルバラード」のライバルとして、新鮮な細胞をふんだんに使って新モデルイヤーに送り込もうとしているからだ。ステランティス帝国のトラクターは、アメリカ市場の約半分を占めるセグメントではまだ3番手にすぎないが、アメリカ以外の地域ではビジネスチャンスがあると見込んでいる。
電気自動車の「フォード F150 ライトニング」を除けば、大西洋のこちら側で67,000~133,000ユーロ(約1,080~2,130万円)の価格で公式に入手可能な唯一のアメリカ車であるため、この処女航海は我々ヨーロッパ人にとっても価値がある。ハンドルを握るカウボーイとしての運転の楽しさは言うまでもない。
カウボーイブーツを履き、ステットソンをかぶり、高くそびえ立つトラックに乗り込むと、乗り降りを楽にしてくれる電動ランニングボードがありがたく感じる。そして、VWアマロクのようなクルマで日常生活を送らなければならない農家、園芸家、馬の飼育者たちへの哀れみである。
ダッジ ラム1500:上品で広々としたインテリア
VWがブランデンブルクの農家の別荘のように窮屈でスパルタンな印象を与えるのに対し、ラムはドラマ『ボナンザ』のポンデローサ牧場のように高貴で広々としている。運転席は主人公ベンカートライトのウィングチェアのように快適で、巨大なホスでさえ後部のソファでくつろぐことができる。 しかし『ボナンザ』は、パチパチと焚き火の音を聞きながら白黒で走るのをやめて久しい。その代わりに、「ラム」は4Kのデジタルドローンが見られる。見た目は素朴なピックアップだが、アメリカ人はそれを効果的に現代化した: アニメーション化された計器類、その横の巨大な縦型タッチスクリーン、カメラ付きバックミラーだけでなく、初めて助手席用のスクリーンも用意された。