「合戦場のしだれ桜」募金目標上回る 福島・二本松、樹勢回復へ841万5654円
樹勢に急速な衰えが見られる二本松市指定天然記念物「合戦場のしだれ桜」を巡り、合戦場のしだれ桜保存会と岩代観光協会は8日、樹勢回復に向けた作業のため、実施していた募金で、841万5654円が集まったと発表した。目標額500万円を大幅に上回った。樹勢回復に向け、大規模な土壌改良や枯れ枝の剪定(せんてい)などを行う予定。 内訳はクラウドファンディング(目標額250万円)が252万5000円、一般の寄付(同)が589万654円。同保存会は12月以降、寄付金を活用し、対策に取り組む考え。 同保存会の山崎清志会長と湊幹夫同協会長は「樹勢回復はこれからが正念場で、長い年月を要する。皆さんの期待に応えられるよう誠心誠意、事業を進めていく」とした。今後の状況は同協会のホームページなどで報告していく。
福島民友新聞