GK山本の超ロングシュートで鹿児島実業を下した長崎日大が白星発進
第7回高校サッカードットコム杯in宮崎supported by アミノバイタルが3月25日に開幕。各会場で予選リーグ開催され、宮崎日大高校第2グラウンドで行われたCグループの長崎日大(長崎)と鹿児島実(鹿児島)の一戦は長崎日大が1-0で勝利した。 【フォトギャラリー】 長崎日大 vs 鹿児島実 序盤から試合を優位に進めた長崎日大は、押し込みながらゴールを決め切れない中、前半終了間際にGK12山本章介(新3年)が超ロングシュートを沈め先制。後半は鹿児島実業の厳しいプレスから何度かピンチを招いたが、なんとか無失点で切り抜け、大会初戦を白星で終えた。 前半の長崎日大は最終ラインからボールを繋ぎ、中盤で相手を中央に引き付けサイドに展開。 「得意のドリブルとスピードを生かせるように縦突破とカットインを頑張りました」 左サイドのMF7山本勝太(新3年)がドリブル突破からチャンスを量産し、28分には縦に勝負しPAに侵入したところで倒されPKを獲得。しかし、このPKを山本が失敗してしまう。 決定機を決め切れず、嫌な空気が流れた長崎日大だったが、30+1分の前半ラストプレー、自陣でDFラインの裏にこぼれたボールをGK山本が前方へ大きく蹴り出す。 この通常のクリアに見えた山本のプレー。「相手のGKが前に出ているのが見えたので狙いました」(山本)。これは相手の虚をつく超ロングシュート。急いで戻る相手GKの頭上を越えたボールはそのままゴールに吸い込まれた。 1点ビハインドで後半を迎えることとなった鹿児島実業も、後半頭から2枚替えを行い反撃開始。相手のビルドアップを前線からのプレスで追い込みショートカウンターを繰り出す。37分には高い位置でボールを奪い、FW8中尾迅寿(新3年)が鋭い突破で抜け出す。しかし、この決定機はGK山本に防がれてしまう。 その後も選手交代を繰り返しながら圧を強めた鹿児島実業だったが、チャンスを作りながらも最後まで長崎日大ゴールをこじ開けることが出来ず。試合はそのまま長崎日大が逃げ切りに成功した。 長崎日大と鹿児島実業は、あす26日に常翔学園(大阪)とおかやま山陽(岡山)と対戦する。 (文・写真=会田健司)