【バレー】埼玉上尾メディックスがファン感謝祭を開催。彩の国を意識した華やかなイベントに喝采 Ⅴ1女子
バレーボールV1女子の埼玉上尾メディックスは5月11日、三井金属あげおコミュニティセンター(上尾市)にて2023年度ファン感謝祭「メディックス学園お楽しみ会」(ファンクラブ会員限定)を開催した。 【フォト】埼玉上尾メディックス ファン感謝祭2024「メディックス学園お楽しみ会」 代表合宿参加中の主将・山岸あかね、岩崎こよみ、黒後愛など一部選手はビデオレターでの参加となったが、今春より事務局スタッフとなった内瀬戸真実、井上美咲の元選手も早速裏方として駆け回り、チーム総出でファンをもてなす心温まる会となった。 イベントは学園をテーマに大久保茂和監督が校長、選手・スタッフが実行委員に扮し、生徒(ファンクラブ会員)に向けた「お楽しみ会」を開催する形式で行われた。 開会式では校長の大久保茂和監督が挨拶、実行副委員長の佐々木海空選手が開会宣言。
その後、壇上でメンバーを二手に分けて「チーム対抗ミニゲーム対決」が実施され、ゲームとはいえそこは現役選手。闘争本能から「強めの指摘」も飛び出す中、抽選で選ばれたファンも参加し、ジェスチャークイズや、絵しりとりで盛り上がった。 「DRESS CODE DAYファッションショー」では彩の国カラー(ブルー・レッド・グリーン)をテーマに各自が思い思いの衣装で登場。 仁井田桃子、岳野ひかる選手によるネギ・コンビや青柳京古選手によるアッピー君(上尾市のマスコット)など想像を超えた高クオリティーの扮装に会場は大いに盛り上がりを見せた。 「メディックス学園放送部~ぶっちゃけトークショー~」では事前に集めた質問に選手が回答。 「いつもポーカーフェイスの佐藤優花選手から笑顔をもらう方法は?」 など、仁井田桃子、岩澤実育両選手の司会のもと、トークに花が咲いた。 プレゼント抽選会では、これまで試合会場に飾られてきた等身大パネルも景品に添えられ、ファンによる争奪戦が繰り広げられた。
閉会式では今季をもって退団するスタッフ、選手に花束が贈呈され、各人から挨拶が行なわれた。コメントを抜粋して紹介する。 ●馬場大拓コーチ 4シーズン埼玉上尾メディックスで活動させていただきました。本当に大きな経験をすることができました。まだまだ足りないなと思うところも、成果が出ていると感じているところもありますが、そういった数々のトライを選手、スタッフと共にやり続けてこれたことはこれからの私のコーチ人生においても大きな財産になると思います。 メディックスがさらに成長し、日本のバレーボール界をリードしていく存在になることをあらためて強く感じています。私はチームを離れますが、これからも一緒に切磋琢磨し続けることでバレーボールの楽しさをより多くの人に伝えていきたいと思っています。 ●亀井美子選手(アウトサイドヒッター) 埼玉上尾メディックスで実際にバレーボールができた時間は短いものになりました。心身の調整がなかなかできずに、チームから距離を置いていた時間が長くなってしまいました。その間、チームには多くのサポートをしてもらいました。リハビリを重ねながらいつかチームに戻りたいという意思はありましたが、今回バレーボールから離れるという決断をさせてもらいました。 悔しい形にはなりましたが、上尾メディックスでの時間は自分にとっては必要な時間でしたし、たくさんの成長をさせてもらいました。バレーボールで上を目指す人たちと過ごせたことはこれからの自分の力になると思っています。一番年下だったこともあり、皆さんにはすごく面倒を見てもらっていて、本当に良い時間を過ごさせてもらいました。 またバレーボールの世界に戻ることがあるかどうかは自分にもわかりませんが、新しい道で挑戦していきたいこともあります。これからも応援をよろしくお願いします。 ●鈴木日葵選手(ミドルブロッカー) 埼玉上尾での3年間、群馬での5年間、合計8年間に渡り応援してくださってありがとうございました。 (V1の)メディックスに移籍して前のチームとはまた違う苦しさも多く経験しました。でも、会場でファンの方からたくさんの元気をもらっていましたし、頑張ろうと思えた3年間でした。 最後のシーズンは怪我をしてしまってなかなか皆さんにプレーをお見せすることができなかったのですが、先日の黒鷲旗では自分でもすごく良いプレーができたと思っています。後悔のない最後の試合になりました。引退を考えていますが、もしかしたらバレーボールを続ける可能性もありますので、その時は応援してくれると嬉しいです。 メディックスはもっともっと成長していきます。皆さんもそれに負けないように一緒に応援してください。 ●山崎のの花(セッター) 7シーズンメディックスでお世話になりました。正直、何度も「やめようかな」と思う時もありました。ですが、一番近くで支えてくれる存在、家族であったりとか、応援してくれるファンの皆さんの言葉でここまで続けてくることができました。自分の今後はまだ決まっていませんが、これからも埼玉上尾メディックスをよろしくお願いいたします。 ●青柳京古(ミドルブロッカー) メディックスで10年、内定のころから合わせると11シーズン、皆さんと戦ってきました。 その間、選手としてチャレンジしたかったことの1つに移籍をして自分の世界を広げるということがありました。メディックスにいれば確実にこれから先も成長できますが、1回外に出て、自分の知らない世界で自分がどれだけ通用するのかということにチャレンジしてみたいという思いがありました。 その気持ちをチームに相談させてもらった時に、みんなから「ずっと仲間だし、青柳京古のバレーボール人生を応援してるよ」と言ってもらいました。本当に素敵なチームメイトに恵まれたと思っています。 後輩たちのことを考えるとこのチームを離れたくないのですが、みなさん彼女たちの応援をよろしくお願いいたします。
堀江丈