【B1】広島ドラゴンフライズが初優勝 CS決勝で琉球破る
バスケットボール男子Bリーグのシーズン王者を決めるプレーオフ、日本生命チャンピオンシップ(CS)決勝(2戦先勝方式)第3戦が28日、横浜市の横浜アリーナであった。1勝1敗で迎えた最終決戦で西地区3位の広島ドラゴンフライズは昨季王者で同地区2位の琉球を65―50で破り、Bリーグ1部(B1)昇格4季目で初優勝を果たした。決勝初の西日本勢対決を制し、2部に在籍したクラブとしても初制覇となった。 【写真】初優勝を決め、抱き合って喜ぶ広島ドラゴンフライズの選手たち 広島は序盤から主導権を握り、35―29で前半を終了。第3クオーターに一時2点差まで詰め寄られたが、山崎稜の3点シュートやドウェイン・エバンスの連続得点などで突き放した。激しい守備も最後まで貫き、50点に抑えて反撃を許さなかった。 2013年クラブ創設の広島は、14年のナショナルリーグ(NBL)参入から10シーズン目。15年の天皇杯全日本総合選手権準優勝を上回るクラブ史上初の日本一となる。Bリーグ初年度の16~17年シーズンにはB2からスタート。転機は18年12月に英会話のNOVAホールディングスの傘下に入ったことで、翌シーズンから資金力を生かして補強を進め、20年にB1昇格を果たした。1季目は西地区最下位。昨季、CSに初出場した。 優勝賞金5千万円を獲得し、CSの最優秀選手(MVP)には広島の山崎が選ばれた。
中国新聞社