日大藤沢・佐藤輝勝監督

　8月9日、日大藤沢(神奈川)が2年ぶりの和倉ユースサッカー大会優勝まであと1つに迫った。第12回和倉ユースサッカー大会 2024に参戦している日大藤沢は予選グループを首位通過すると、決勝トーナメントでは浦和東(埼玉)、ヴィッセル神戸U-18(兵庫)を撃破。この日2試合目となった準決勝では西武台(埼玉)を3-0の快勝で退けた。 【フォトギャラリー】 日大藤沢 vs 西武台 　「この準決勝が1番のビッグマッチだぞ」と選手たちに話し、試合に送り出したと明かした日大藤沢・佐藤輝勝監督。選手たちは指揮官の鼓舞に応えるように、主導権を握り3-0の快勝で決勝進出を決めた。 　佐藤監督は「我々は関東にいるので、関東のチームとやることが多い中で、こういう全国の強豪校と戦えるこの大会は大きい。予選では米子北さんとやれたり、Bチームは大津さんとやれたり。地域を越えて、垣根を越えてやれるのは魅力的です。そういう中で、今の自分たちの力を試せるので、ここが一つの選手権に向けての大事な位置付けです」と同大会の意義を語った。 　今大会、A・Bチームで参加している日大藤沢は準決勝の西武台戦では前日Bチームで戦っていた選手を起用。チームの活性化も積極的に図っている。 　10日の決勝では同じ神奈川県勢でしのぎを削る桐蔭学園と戦う。 (文・写真＝田原豊)