包丁突きつけ「死ぬ覚悟はできとんか」 鉄パイプで何度も殴るなど姉らに暴行加えた疑い 神戸6歳男児死亡事件 33歳男を再逮捕
神戸市で去年、当時6歳のおいを死亡させた罪などに問われている男が、おいの母親である姉や妹・母親に対して暴行を加えた疑いで再逮捕されました。 傷害と暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、神戸市西区の無職・穂坂大地容疑者(33)です。 穂坂容疑者は去年6月18日、自宅で姉の両腕両足を鉄パイプで何度も殴った上、包丁を背中に突きつけるなどして「死ぬ覚悟はできとんか」などと脅し、ゴム製のへらで顔面を数十回殴ってけがをさせた疑いが持たれています。 また、妹2人や母親の顔や頭をゴム製のへらで数十回、手で数回殴り、けがをさせた疑いも持たれています。 穂坂容疑者はこの翌日の去年6月19日、おいの穂坂修ちゃん(当時6)を鉄パイプで殴るなどして死亡させ、遺体をスーツケースに入れて神戸市西区の草むらに遺棄したとして、今回の暴行相手である姉や妹2人とともに起訴されています。 警察によりますと2つの事件の鉄パイプは同一の物とみられ、去年6月、母親に対する事件で穂坂容疑者らを逮捕した際、姉と妹2人がけがをしていたことから捜査を進めていたということです。 穂坂容疑者は警察の調べに対し「逮捕状に書いていること全てが勘違い、うそです」と容疑を否認しているということです。 警察は穂坂容疑者が母親や姉らに対し、日常的に暴力を加えていた可能性があるとみて調べています。
ABCテレビ