市和歌山 選手紹介/19 福田貫人選手/松尾颯大選手 /和歌山
<第91回選抜高校野球 センバツ高校野球 躍動の季節(とき)> ◇巧みな走塁に自信 福田貫人(かんと)選手(1年) 走塁での巧みなコーナリングや、守備でどんな球にも食らいついていくことに自信がある。しかし、捕球した後、コントロールよく投げるのがまだ苦手だ。朝の自主練習では、ノックで捕った球を、足の運びを意識しながらネットに向かって繰り返し投げている。「監督らからステップにばらつきがあると言われる時もある。一球一球意識して丁寧に課題を修正していきたい」と話す。 2016年春・夏に甲子園に連続出場した市和歌山の試合をテレビ観戦し、「甲子園の舞台はとても迫力がある」と聖地を目指して市和歌山に進んだ。身長166センチ、体重57キロと細身で、「ウエートトレーニングを人の倍頑張る」とさらなるパワーアップを誓う。 ◇守備の対応力養う 松尾颯大(はやと)選手(1年) 入部当初は身長168センチ、体重58キロと細身で、体作りのためたくさん食べて体重を7キロ増やした。筋肉をつけるため、満腹感に苦労しながらも、プロテインを1日複数回、練習中は魚肉ソーセージやおにぎりの間食を取ってきた。ウエートトレーニングでは下半身を強化するため、140キロのバーベルを肩に担いでスクワットする。 「相手走者をアウトにする守備が特に面白い」と野球への思いを語る。個人練習では硬球よりも跳ねるテニスボールを地面にバウンドさせて素手でつかみ、イレギュラーな打球への対応力を養う。 「一桁の背番号をつけることを目標に、実践練習でより守備の感覚をつかみたい」とスタメン入り目指して意気込んでいる。