【大雪】野菜の入荷少なく価格は高騰 キャベツ農家に聞く今後の見通し 福岡
FBS福岡放送
福岡県糸島市の産直市場でも10日、大雪による影響がありました。
■阿部まみアナウンサー 「こちらの直売所では、きょうの雪の影響で野菜の数が少ないそうです。キャベツは在庫がもうありません。」 雪のために収穫ができず、収穫できた野菜も運ぶのが困難なため、店頭に並ぶ野菜が少ない状況でした。 そこで気になるのが、野菜の価格です。去年の記録的な暑さなどで収穫量が少ないことに加え、栽培にかかる農薬などの経費が上がったことで、葉物野菜は軒並み高値となっています。 ■伊都菜彩・藤川秀則さん 「ほうれん草や水菜など、葉物の価格が5割から7割上がっています。キャベツは倍ぐらいです。早く例年並みの価格に落ち着いて、お客様が買い求めやすい状況になればいいなと思っています。」
収穫まっただ中のキャベツ農家、西原さんを訪ねました。畑でも寒さの影響が出ていました。 ■キャベツの生産者・西原新太郎さん 「寒さの影響です。凍ったところから細胞が死んでいるので。売れないですね、もう。」 霜で収穫できなくなったキャベツもありました。さらに深刻なのが野菜のサイズです。 ■阿部アナウンサー 「全体的に小ぶりの印象です。」 去年の暑さや大雨で、全体的に小さい傾向だといいます。 ■西原さん 「初めてですね、ここまで小玉になったのは。」 収穫量は、1年前の2024年1月はおよそ40トンでしたが、2025年1月は10トンに満たないかもしれないといいます。西原さんによりますと、このあと天候による被害などがなければ、2月中旬には収穫量が安定する見込みだということです。