21歳の大学生、4枚のクレジットカードを使いこなす。「約15万円の年会費を払う価値がある」(海外)
旅行ポイントのためにアメックスのカードを作る
大学1~2年生の間はずっとバンク・オブ・アメリカのカードを使っていたが、2023年4月にアメックス(Amex)のゴールドカードも作ることにした。ファイナンシャルアドバイスのオンライン動画を見て、旅行クレジットカードのことを知ったからだ。大学での2大支出である食料品の購入や外食にこのカードを利用すれば、旅行に使えるポイントを4倍得ることができる。 それほど旅行する方ではなかったが、旅行の計画があった。当時のゴールドカードの年会費は250ドル(約3万7500円)だったが、ポイントはそれに見合う価値があると思った。 私は必要な支出や、そのために貯蓄していた支出の支払いにしかクレジットカードを使わなかった。ポイント欲しさにショッピングすることはなかった。 2024年3月、私は思い切ってアメックスのプラチナカードを作った。年会費は695ドル(本稿執筆時点:約10万4250円)と高くついたが、それを上回るメリットがあると考えた。2枚目のアメックスカードなので、ゴールドカードで貯めたポイントはすべて新しいカードに加算された。 航空券やホテルの予約時のポイントが最も高いので、そのためだけにこのカードを使った。このカードで航空会社と直接あるいはアメックス・トラベル経由で航空券やホテルを予約すると、ポイントが5倍になるうえ、年間200ドル(約3万円)のエアラインクレジット(機内食や手荷物預け手数料に充てられる電子クーポン)、年間200ドルのホテルクレジットがついてくる。 マリオットやヒルトンといったホテルに泊まると、「高ステータス」として迎えられ客室をアップグレードしてもらえることも多い。だが一番気に入っている特典は、空港の保安検査場を早く通過できるクリアプラス・メンバーシップ(CLEAR Plus membership)だ。 2024年に日本とニューヨークに行き、その後バハマにクルーズ旅行をするという壮大な計画を立てていたので、旅行にかかるすべての費用をこのプラチナカードで決済することに決めた。このカードのおかげで2024年は日本、ニューヨーク、マイアミへの航空券が無料になった。 また、日本への長旅では空港のラウンジを利用できたし、ハーツレンタカー(Hertz Car Rentals)のプレジデンツ・サークル(President's Circle)会員として、世界中でレンタカーする際に車種のアップグレードが保証された。