店長の岡田伸也さん（右から2人目）

　パン店「薪（まき）の香」（姫路市西夢前台3、TEL 079-241-6407）が11月2日、オープンした。（姫路経済新聞） 【写真】2階のイートインスペース 　店舗は2階建てで、延べ床面積は約36坪。1階はパンの製造と販売スペース、2階はテーブル6卓12席のカフェスペースを設け、購入したパンのイートインに対応する。 　店長の岡田伸也さんは、イタリア料理店で10年、パン店で10年の経験を持つ。イタリア料理店に勤めていた頃、自家製パンの提供に携わったことがきっかけでパン作りに興味を持ち、パン職人の道に進んだという。 　ラインアップは、「特製！チーズカレーパン」（400円）、「クロックムッシュ」（480円）、「クリームパン」（250円）、「マスカルポーネ入りこしあんパン」「クロワッサン」（以上300円）、「メロンパン」（200円）、「カンパーニュ」（700円）、「ハードトースト」（550円）など、約25種類をそろえる。 　菓子パンには、地元の川石本家酒類（手柄）が製造する「手柄山のみりん粕（かす）」を練り込んで焼き上げる。みりんかすがもたらすこうじのような香りが特徴だという。ハード系のパンは石窯で焼き上げ、赤外線効果で「外は香ばしく、中はしっとりとした食感に仕上がる」という。 　原材料には6種類の国産小麦粉を使い、商品ごとに異なる配合でブレンドする。カレーパンには季節の野菜を使い、現在はゴボウ、レンコン、ニンジンを加えているという。ライ麦は外国産を使う。 　カフェのドリンクメニューは、コーヒー（200円）、カフェラテ、カフェモカ、ミルクココア（以上250円）を用意する。 　岡田さんは「将来的にはイタリア料理人の経験を生かして、焼き上がったパンを使ったプレートメニューを提供したい」と話す。「パンを通じて地域のつながりを深めていきたい」とも。 　営業時間は8時30分～18時。月曜、火曜定休。