紅葉シーズンの京都でバス待ち混雑、どう対処? 交通局が初採用した「奥の手」とは
紅葉シーズンを迎える中、京都市交通局は人気観光地に近く、多くの観光客で混雑する清水道停留所(東山区)のバス待ち環境を改善するため、バス停前のコインパーキングを専用の待機スペースとして初めて活用する。 【写真】危険な状態のバス停付近 東大路沿いにある清水道停留所は清水寺や六波羅蜜寺の最寄りで、南行きは京都駅に向かう市バスや京都バスが止まる。同駅を目指す観光客が増える夕方を中心に、バスを待つ列ができ、歩道をふさいでいた。歩行者が通りにくく、観光客が車道に出るなど危険な状態もあった。 紅葉が見頃を迎え、観光客の集中が予想される23、24、30日、12月1日の各正午~午後10時まで、南行きの清水道停留所東側にあるコインパーキングをバスの待機場とし、誘導スタッフが常駐する。 同局がコインパーキングを所有する京都銀行東山支店などから無償で協力を得た。期間中は駐車ができなくなる。同局自動車部運輸課は「狭い歩道に観光客があふれてしまい、事故が起きる可能性があった。歩道とバス停を安心して使えるようにしたい」とする。