打撃練習を行う阪神・前川右京選手

◇プロ野球・阪神 春季キャンプ（19日、沖縄・宜野座） 阪神の前川右京選手が19日、フリー打撃で初登板した新外国人のハビー・ゲラ投手からフェンス直撃の当たりを放ち、好調ぶりをアピールしました。 【画像】プロ初の猛打賞をマークした前川右京選手 高卒2年目の昨季は5月に一軍に初昇格。6月にプロ初の猛打賞を記録するなど、33試合に出場し打率.255、0本塁打、7打点の成績を残しました。しかし、8月に登録を抹消されて以降1軍出場はなく、スタメンを勝ち取るまでにはいたりませんでした。 その前川選手は今キャンプで絶好調。先週行われた紅白戦で4安打を放つと、18日に行われた広島との練習試合では2安打を記録。この日はゲラ投手からライトフェンス直撃の当たりを放つと、さらにピッチャー返しでゲラ投手のお尻にあたる痛烈な打球も見せ開幕1軍、そしてスタメン奪取へ向けて猛アピールしています。 前川選手は自身の状態を「ぼちぼち」と話し、好調のキャンプについては、「野球を見つめ直す機会になっている」と充実した様子を明かしました。 さらに、今シーズンへ向けて、「自分のやるべきことをやって、ひとつひとつ積み重ねていくだけ」と淡々と語ると、「打で結果を残すのは当たり前で、守備と走塁でもやるべきことをやっていきたい」と真剣な表情で意気込みました。