佐々木大輔騎手が“2歳重賞4連勝”&“土日メインジャック”に挑む 若武者の手綱さばきに注目
関東のホープ、佐々木大輔騎手(20=菊川)がファンタジーS(G3、芝1400メートル、2日=京都)のカルプスペルシュ(石坂、父シュヴァルグラン)で「2歳重賞4連勝」、アルゼンチン共和国杯(G2、芝2500メートル、3日=東京)のショウナンバシット(牡4、須貝)で「土日メインジャック」に挑む。 カルプスペルシュの前走は自身が勝利した函館2歳Sで5着。「あのレースはレベルが高かった。新馬がいい勝ち方で、重賞でも通用する能力はある」と見立てる。2週前追い切りに騎乗し「いい感触をつかめました」と上々の手応え。今年は函館2歳Sのサトノカルナバルで自身の重賞初制覇を飾ると、札幌2歳Sをマジックサンズ、サウジアラビアRCをアルテヴェローチェで制し、2歳重賞3度の騎乗で無敗だ。デビューして間もない2歳馬は気性面などの問題で実力を発揮するのがより難しいとされるが、「全然難しくないですよ。みんな4本脚ですから」と特別な意識をしないことが好結果へつながっている。2年連続で2桁人気馬が勝利した波乱の多い重賞だが、「若き2歳重賞マイスター」が勝利に導く。 札幌芝2600メートルで連勝のショウナンバシットは「コース替わりがどう出るか」と控えめだが、今年ここまで47勝で調教師リーティング首位の須貝師とのコンビは重賞2勝を含む15勝。強力タッグが後押しする。 今週は中央競馬でG1が行われないが、今年68勝を挙げ昨年の勝利数に並び、関東リーティング3位につけている若武者の手綱さばきに注目だ。【深田雄智】 ◆今年の2歳重賞 函館2歳Sサトノカルナバル、新潟2歳Sトータルクラリティ、札幌2歳Sマジックサンズ、小倉2歳Sエイシンワンド、サウジアラビアRCアルテヴェローチェ、アルテミスSブラウンラチェットで、すべて1戦1勝(新馬勝ち直後)の馬が勝利。