【イベントレポート】「スオミの話をしよう」長澤まさみ、松坂桃李の役に注目「十勝左衛門のシーンで笑って」
映画「スオミの話をしよう」の完成披露試写会が、本日8月29日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストの長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李、瀬戸康史、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎、戸塚純貴、宮澤エマ、脚本・監督の三谷幸喜が登壇した。 【写真】長澤まさみらが「スオミの話をしよう」で和気あいあい 本作は1つの屋敷を舞台にしたサスペンスコメディ。大富豪の妻・スオミが失踪し、夫が住む豪邸には彼女を愛した5人の男が集まる。しかし、彼らが語るスオミのイメージは見た目も性格もまったく異なるものだった。長澤がスオミを演じ、男たちに西島、松坂、遠藤、小林、彌十郎が扮した。 MCに映画を観た感想を尋ねられた長澤は「5人の男がわちゃわちゃとスオミを探している場面は、普通に観客として楽しんじゃいました。自分が出ている映画をそんなふうに観ることはあまりないんです。とにかくこの映画はスオミを取り巻く人たちの物語なので、その会話劇ややり取りに注目していただけたら」と述懐する。西島は「サスペンスなんだけれど多幸感のある映画。観終わったあと『幸せになったなあ』と思えるはずです」とはにかんだ。 松坂は「いまだに十勝左衛門(とかちざえもん)という役名になじめないんですが(笑)」と述べ、「今までに僕が演じさせてもらったことのない新しい役を三谷さんからいただいて、とても楽しく撮影させていただきました。この作品は頭から最後まで存分に楽しんでいただけると思います!」とアピールする。長澤は「十勝左衛門ってすごい名前ですよね。かなり癖がある人物として登場するので、私の注目のキャラクター・十勝左衛門のシーンで笑ってほしい」と頬をゆるませた。 瀬戸は「クールだと思っていた西島さんが、笑いすぎてひざから崩れ落ちる瞬間が今でも印象に残っています」と明かし、和気あいあいとした現場だったことを振り返る。また撮影で初めてワイヤーアクションに挑戦したことを喜ぶ瀬戸に対し、西島は「あの(ワイヤーを使った)飛びは世界でもそうないと思うよ!」、長澤は「速度もすごかった!」と回想した。 遠藤は本作を機に長澤と意気投合したそうで、「すごく話しやすかった。最初は絡みづらいって言われちゃったんですけど(笑)、そういう正直なところが面白くてどんどん話しかけちゃった。ありがとね!」と告白。長澤は「(遠藤を)憲一と呼ばせていただいております(笑)。『いいよ』と言われているので」と話す。三谷は「こんなに力のある素敵な俳優さんたちに集まっていただけて本当に幸せ。このメンバーで劇団を作って地方を回りたい。もしくは、今後の僕の映画をずっとこのメンバーでやりたい! それくらい幸せな気持ちです」と幸福感をのぞかせた。 「スオミの話をしよう」は、9月13日より全国でロードショー。 (c)2024「スオミの話をしよう」製作委員会