<独自>万博、会場内交通の概要判明 時速4キロモビリティ、踏切6カ所で遮断も
2025年大阪・関西万博の会場内交通の概要が25日、判明した。来場者は徒歩での移動を基本とするが、時速4キロで進む1人乗りの「パーソナルモビリティ」も用意する。場内に物資を運ぶ車両用の踏切を6カ所設置するため、来場者は30分ごとに3分程度、踏切で待たされる場合がある。 【地図でみる】広がる主要ルート…万博会場へのアクセスは? 万博は人工島の夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)で開催する。会場面積は155ヘクタールで、2005年愛知万博の会場総面積173ヘクタールと比べても狭く、来場者は基本的には歩いて場内を巡ることになる。 一方、計画では、高齢者を始めとした来場者に、場内の通路で1人乗りのパーソナルモビリティを体験してもらう。また、会場の外周道路をEV(電気)バスが数分おきに走り、乗車する人は一部のバスで実証する自動運転や走行中給電を体験できる。乗り物の利用はいずれも有料となる予定。 大屋根(リング)の内側に集まる海外パビリオンなどの施設に、万博会場の営業中でも物資を運ぶ車両を通行させるため、場内に踏切を6カ所設置する。踏切は30分ごとに最大3分間閉じて車両を通行させ、その際は来場者の移動は遮断される。(井上浩平)