【九州場所】若隆景が無傷3連勝 兄・若元春への力水実現も「特に感想はありません」
完全復活だ。大相撲九州場所3日目(12日、福岡国際センター)、優勝経験者で元関脇の幕内若隆景(29=荒汐)が幕内美ノ海(31=木瀬)を力強く押し出して初日から3連勝。取組後は「下から前に出る相撲が取れていると思う。一番一番、一生懸命相撲を取るだけ。そういう気持ちで土俵に上がっていきたい」と表情を引き締めた。 【写真】兄・若元春に力水をつける若隆景 昨年春場所で右ヒザ前十字靱帯断裂の大ケガを負った。手術と長期離脱により番付は幕下まで転落。それでも、地道な努力で上位総当たりの位置にまではい上がってきた。この日は兄の小結若元春(31)に力水をつける場面も。若隆景は「久しぶり? そうですね。特に感想はありません」と多くは語らなかったものの、若元春も白星を挙げて〝兄弟揃い踏み〟となった。 4日目には大関琴桜(26=佐渡ヶ嶽)と激突。粂川審判長(元小結琴稲妻)は「若隆景は力強い相撲。上位とやるのが楽しみ」と期待を寄せていた。
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