長崎自動車道の死傷事故、北九州市の60代男性に実刑 佐賀地裁判決
鳥栖市の長崎自動車道で2022年3月、速度超過で事故を起こして同乗者を死亡させたなどとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の罪に問われた北九州市の会社役員の60代男性に対し、佐賀地裁は25日、懲役2年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。 岡﨑忠之裁判官は判決理由で「不用意にアクセルを踏み、危険性の非常に高い運転が原因で、厳しい非難を免れない」と指摘した。 判決によると22年3月20日、雨で滑りやすい状態の長崎自動車道を乗用車で時速120キロで進行したうえ、時速150キロに急加速させてガードケーブルや追い越し車線の乗用車に衝突し、助手席の30代女性を死亡させ、別の乗用車の4人を負傷させた。