「また出るかもしれないけど」闘病を乗り越えたグラドル・藤乃あおい がんを抱えての〝壮絶〟復帰宣言
「完全に治ったわけじゃないけど、復活しちゃいます。どうなるかわからない未来を怖がって、ただ安静にしてるだけの毎日なんて、やっぱりもったいないじゃないですか」 【そびえ立ってます】で、デカい…これが藤乃あおいのIカップ「加賀百万石バスト」だ! がんであることを公表して、一昨年末から闘病していたグラビアアイドルが、復活を宣言した。 藤乃あおい(25)──石川県出身。Iカップの「加賀百万石バスト」を武器に、デビュー直後に出した初のイメージビデオがその年のトップセールスを記録。翌’21年には最もショップに貢献したグラドルを決める『グラビア・オブ・ザ・イヤー』のグランプリに輝いたトップグラドルだ。 ◆もう戻れないと思っていた 「去年の夏あたりはあまりにも病状が好転しなくて『もう仕事には戻れないかな』って、復帰へのモチベーションがちょっと下がっていました。でも、今はもう大丈夫。待ってくれている方たちがいっぱいいるし。デビュー当初からお世話になってきた業界の方々が、わざわざ時間を作ってお見舞いに来てくださったことにも本当に感謝してます。 実は病気がわかる前、’22年の11月1日に念願だったファンクラブを立ち上げてたんですけど、その直後に体調が悪くなって。せっかく入会してくれた会員の方たちに対して何もできず、闘病生活が始まっちゃったんです。本当に申し訳ないやら、悔しいやらでした。 『もう、みんなファンクラブを抜けちゃうんだろうな』とも思っていました。でも、闘病中もファンの人たちはずっと応援し続けてくれた。ファンクラブ会員の方たちが私への応援メッセージを募って寄せ書きを送ってくれました。それは本当に嬉しかったです。だから、このまま終わってしまうのだけは絶対嫌だと思って。復帰したかったのはそれが一番大きいですね」 彼女を襲った病は「副咽頭間隙腫瘍」。顔の奥の部分、頭部の中心で重要な神経や血管が集中している場所に腫瘍ができることは非常にまれで、できたとしてもその9割は良性だという。’22年の11月下旬から藤乃は頭痛と右の頬の痺れ、麻痺に悩まされていた。 だが、珍しい病気ゆえになかなか診断がつかず、生体検査で副咽頭間隙腫瘍の中の「横紋筋肉腫」という悪性腫瘍だということが判明したのは年が明けた’23年1月27日。生体検査を受けてからの3週間で、腫瘍はものすごいスピードで大きくなっていた。腫瘍の一部はピンポン玉ほどの大きさになり、生検でできた傷口を突き破って喉に顔を出しており、呼吸に困難をきたすほどだったという。場所が場所だけに、この大きさのままで手術をすることは不可能。もはや一刻の猶予もなく31日から抗がん剤治療が始まったのだった。 ◆抗がん剤治療は終わったけど…… ’23年12月に14クールにおよぶ壮絶な抗がん剤治療が終わった。抗がん剤の副作用で髪は抜け落ち、復帰をあきらめそうになるほど体調が悪くなったこともあった。情緒が不安定になって、自分が自分じゃないような感覚に陥ったこともあったという。 現在、痛みなどの症状はおさまり、定期的な検査で様子をみている状況だ。だが、1月に行ったがん細胞が残っているかどうかのPET検査の判定は「どちらとも判断がつかない」との結果に。7月に検査をした時にも結果は変わらなかったという。現在も決して〝完治〟したわけではない。がん細胞が残っている可能性はあるのだ。だが、本人はいたってポジティブだ。 「大丈夫なんじゃないかな。もうそれぐらい元気すぎて、去年何かあった? ぐらいのレベル(笑)。またがんが出るかもしれないし、また悪くなる可能性があったとしても、がんになるときはなるんだろうから、今しかできないことを元気なうちにやっておいたほうがいいと思うんですよね。 闘病生活に入る前に頂いていたお仕事の一つ一つを、当時想像していたものとは少し違った形になったとしても、改めてしっかりとやらせていただけたらありがたいなと思っています。一度は諦めていた私自身2冊目となる写真集のお話を聞けた時は、とても嬉しかったですし、一気にスイッチが入った感じがしました。撮ってもらえること自体も嬉しいし、写真集がファーストだけで終わらなかったことも嬉しいです。 既にファンクラブ会員の方たちには、会員限定イベントでお会いできているのですが、これまでさまざまな場面で声援を送ってくださった方たちにもまたお会いしたいし、ロケなどのお仕事でいろんなところに行ってたくさんの出会いも楽しみたいです。 みなさんには、元気よく戻ります。またお願いしますって伝えたい。待っていてくれて本当にありがとうということ、そしてただいま、と」 有料版『FRIDAY GOLD』では壮絶な闘病の日々について、藤乃がさらに詳しく語っている。また、彼女が復帰後初めて見せた水着ショットも公開している。
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