名古屋「グランパス」街中に露出 その理由はかわいさ!?
行政の協力が不可欠 良好な関係築く
街路灯にはバナーと呼ばれる、選手の顔写真をフラッグ状にした広告を掲出。久屋大通の街路灯86本に172枚(4/4~6月上旬、7/3~7/31)、名古屋駅周辺の街路灯86本に161枚(7/1~8/31)のバナーが飾られ、グランパスの選手の姿が大々的に露出された。 これには行政の協力が不可欠だったと梅村さんは語る。「街路灯のバナーは基本的に公益事業の告知に使われている媒体です。これまで名古屋市との密な関係を築く努力をしてきたことと、名古屋トップ・スポーツ連絡協議会(でらスポ名古屋)の一員として地域に根ざした活動をしてきた経緯もあり、行政の理解を得られたと考えています」 2014年には、河村たかし名古屋市長がユニフォームを着て名古屋テレビ塔イベントに登場したことも。いままでの良好な関係構築が、功を奏したようだ。
現在のファンクラブ会員数は1万2500人
現在のファンクラブ会員数は1万2500人で、今シーズンに入ってから約2700人の増加。また、ファン・サポーターから「今年は街中でよくグランパスを見るね」「街でグランパスを見かけると嬉しい」という声も届いているという。 「まずは地域の皆様に愛されるクラブになるべく、強く、魅力的なチームを作りたい。そして、地域の皆様に“元気”と“笑顔”を届けたい。グランパスは名古屋市と豊田市に2つのホームスタジアムを持つ稀有なクラブですが、スタジアム周辺を中心にホームタウンの皆様と歩調を合わせながら共に歩んでいきたいと考えています」と梅村さんは語る。 今後の具体的なプロモーション展開は、クラブ内で議論しているところだそう。次の一手は何か。クラブと地域とのつながりを大切に考える想いこそが、クラブのプロモーションとチームの勝利につながるのかもしれない。