イタリアワイン商談会「BORSA VINI」 味わい、歴史などアピール
イタリア大使館貿易促進部は、イタリアワイン商談会「BORSA VINI 2024」を10月7日にヒルトン大阪、同9日にホテルインターコンチネンタル東京ベイで開催し、飲食店・ホテル・輸入商社などが多数来場し盛況だった。 イタリアワイナリーが大阪会場に35社、東京会場に54社が参加。取材に応じたイタリア大使館貿易促進部のジョヴァンニ・デッレドンネ副部長は「イタリア全土から集まったワイナリーの方々と試飲しながら直接コミュニケーションをとれる貴重な機会。味わいはもちろんのこと、歴史や文化も知っていただくことは意義深い。近年はロゼ、プロセッコ、フランチャコルタなど比較的軽めのワイン人気が高まっている。白ワイン、赤ワインからも様々なオケージョンにあわせて好みを探してほしい」とアピール。
東京会場で髙瀬物産はピエモンテ州の「ヴィッラドリア」を紹介。個性的な香りを持ち、タンニンがしっかりとしていてバランスが良い「バローロ」などの試飲を行った。日本未輸入のワイナリーも多数参加。エミリア・ロマーニャ州パルマの「テヌーテ・ヴェントゥリーニ・フォスキ」は18年設立、初ヴィンテージが19年の新興ワイナリー。伝統とモダンの融合による高品質なワインを生産し、「ジェンマ・ジェンティーレ」は「サクラアワード2024」で「Double Gold」を受賞した。 一方、今年は久しぶりにマスタークラスを実施し、エットレ・ドナデオ氏が講師を務めた。またイタリア最大のワイン見本市「Vinitaly」(25年4月開催)の関係者がプレゼンテーション。ベローナの会場は約10万㎡と広大で、4100社が出展、約10万人が来場するという。うち30%が国外からのバイヤー。日本人の来場者は13番目と上位にある。航空券、宿泊先、入場チケットなどをパッケージで提供するサポートプログラムも用意する。