【女神の休息】消防士から転身・松本怜 愛犬は天使「仕事中でも会いたいと思っています」
消防士からの転身で注目を集めた松本怜(30)=福岡=は127期生として2020年11月にデビューした。8期目となる今期(5~10月)に入ってすぐ、5月にびわこで開催されたヴィーナスシリーズでは自身2回目となるファイナル進出(5着)。今期勝率も現在のところ自己最高ペースを刻んでいる。 「びわこで優出ができたのはたまたま。好不調の波が激しいのが課題だし、特に成長しているという実感はないです」と、まずは自分自身を厳しくジャッジ。しかし、「逆にいえば、〝伸びシロ〟しかないということですよね!?」と楽しみいっぱいの表情で続ける。 そんな松本の心を癒してくれるのが2匹の愛犬だ。 「名前はガブリエルとラファエル。それまではサーフィンをしたりして結構アクティブだったんですけど、今の趣味といえば〝犬〟ですね。仕事中でもすぐに帰って会いたいと思っています(笑)」 消防士から飛び込んできた勝負の世界。〝天使〟に由来した名前を持つ2匹が、心身をリラックスさせてくれる大きな存在となっている。 「準優は4、5号艇が多くて、優勝戦は2回とも6号艇でしたからね。2号艇や3号艇で準優に乗るのが今の目標。上がってくしかないですから!」 A級初昇格、そして念願のデビュー初Vへ。レーサーとしてのステージアップを目指し、松本の挑戦はまだまだ続いていく。(倉橋智宏) ■松本 怜(まつもと・れい)1994(平成6)年2月7日生まれ、30歳。福岡県出身。福岡支部。127期として2020年11月、若松でデビュー。159センチ。