中国は不動産や雇用で改革の突破口必要と習氏-3中総会の焦点か
(ブルームバーグ): 中国共産党の習近平総書記(国家主席)が、国内の主要セクターの一部についてより深い改革を求めた。開催が遅れていた第20期中央委員会第3回総会(3中総会)が7月に開かれるのを前に、投資家は低迷する中国経済を支える新たな政策の手掛かりを探っている。
国営新華社通信によると、習氏は山東省で23日に開かれた座談会で、改革の突破口が必要な分野として、不動産や雇用、育児などを挙げた。改革は人々の生活に利益をもたらし、国民に進歩と安全の感覚を与えることを目的としたものであるべきだとも伝えられた。
それ以上の詳細は明らかにされていないが、こうした発言は3中総会で焦点となる可能性のある分野についてのヒントを提供している。非公開で開催される3中総会は、中国の政治日程で最も重要会議の一つで、長期的な政策が決まる。
関連記事:
原題:Xi Hints at Housing, Job Reforms as Priorities for Third Plenum (抜粋)
--取材協力:Evelyn Yu、Yujing Liu.
(c)2024 Bloomberg L.P.
Bloomberg News