「特に人気があった」新幹線500系が営業終了…JR西日本、N700S追加投入
JR西日本は24日、2027年をめどに山陽新幹線車両「500系」の営業運転を終了すると発表した。500系は同社が設計段階から単独で開発した車両で営業開始から約30年で姿を消す。 東海道・山陽新幹線車両「N700S」を26年度から28年度にかけて10編成追加投入するのに伴う措置。N700Sの追加投入に伴い、従来「のぞみ」として運用していた「N700系」車両の16両編成を8両編成化する改造工事を計10編成で実施。この工事により、500系の営業運転を終了する。 500系は97年3月に東海道・山陽新幹線の「のぞみ」で営業運転を開始。当時の営業速度で世界最高速タイの時速300キロメートルで営業運転し、新大阪―博多間を最速2時間17分で結んだ。08年以降、8両編成に改造して「こだま」として営業運転を始め、10年2月に「のぞみ」としての営業運転を終えていた。 長谷川一明社長は記者会見で「特に人気があった車両。一つの時代を築き上げることができた」と語った。
