“悲劇”のドラ1…プロ1年目に早くも離脱した超逸材(6)いまや首位チームの“戦力”に
アマチュア球界で圧倒的な活躍を見せた選手は、ドラフト1位で指名される可能性が自然と高くなる。当然、早期での活躍が求められるわけだが、アマチュア時代の勤続疲労などが原因で、入団1年目に故障する選手も珍しくない。そこで今回は、プロ1年目に故障を経験したドラフト1位選手を取り上げる。
松本裕樹
投打:右投左打 身長/体重:182cm/87kg 生年月日:1996年4月14日 経歴:盛岡大付高 ドラフト:2014年ドラフト1位 福岡ソフトバンクホークスにドラフト1位で入団した松本裕樹も、プロ1年目は故障の影響で苦しいシーズンを過ごした。 盛岡大学付属高校では、3年春の甲子園に出場。最速150キロのストレートだけでなく、打っても高校通算54本塁打の成績をマーク。投打で結果を残した松本は、2014年ドラフト会議でソフトバンクからドラフト1位指名を受け入団した。 高校3年時に右肘を痛めたこともあり、プロ1年目は大半をリハビリに費やした。それでも徐々に経験を重ね、2020年からはリリーフとして一軍の貴重な戦力に。 2022年は44試合に登板し、防御率2.66をマーク。終盤にはセットアッパーとしても起用されるなど存在感を放った。昨季はキャリアハイとなる53試合でマウンドに立ち、防御率2.68と安定した成績を残した。 今季も開幕からブルペンを支えており、中継ぎ陣の一角としてチームに欠かせない存在となっている。
ベースボールチャンネル編集部