永作博美さん「大人可愛いって、古い言葉だと思ってました(笑)」|美ST
年齢で自然と出る圧あっていいんじゃないでしょうか
年齢を重ねると圧が出てしまうと言いますが、私は存在感という意味での圧は必要だと思います。ただ、余計なことを言わない品もありますよね。キツイって思われずに存在感を出すにはたくさん失敗して、このバランスはダメなんだなと心のメモに書き留めるしかないです。 自分のなりたい方向を決めて、書き出して、やっちゃいけないこととやっていいことを明確にして、体に染み込ませて実践する。余計なことを言わないということは、人の声を聞くということでもあります。人が何を言うのかは、人のふりを見る大切さだと思っていて、そうすると喋らないように我慢するんじゃなく、周りに興味を持つ方向に頭がシフトできます。それに、自分で勝手に進めずに相手の声を聞こうとするだけで謙虚に見えると思います。ベースは謙虚、その上で時々圧があるくらいがいいんじゃないでしょうか(笑)。
■お話を伺ったのは…女優・永作博美さん 《Profile》永作博美さん 1970年生まれ。茨城県出身。1994年、ドラマ「陽のあたる場所」で女優デビュー。2011年、映画『八日目の蟬』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞。近年の出演作に映画『朝が来る』、Amazon prime配信ドラマ「モダンラブ・東京」、舞台『月とシネマ2023』など。朗読を務めた湊かなえさんの短編集『サファイア』がAmazon オーディブルで配信中。 《衣装クレジット》 チュールベスト¥17,600(アルページュ ストーリー)パンツ¥15,400(SNIDEL/SNIDEL ルミネ新宿2店)ローファー¥39,600(カステラーノ/フラッパーズ)ピアス¥80,300(ウノアエレ)ネックレス¥64,900(リューク)ブレスレット¥22,000(ウノアエレ シルバーコレクション/ウノアエレ)リング[左手]¥17,200(vihod/ロードス)リング[右手]¥47,300(ミチ ウィルウェイ/フォーティーン ショールーム)タンクトップ(スタイリスト私物) 2024年『美ST』10月号掲載 撮影/向山裕信(cheek one) モデル/永作博美 ヘア・メイク/千吉良恵子(cheek one) スタイリスト/井関かおり 取材/門脇才知有、安部麻維子 再構成/Bravoworks,Inc.