約半年ぶりの実戦でも気配は上々のラビットアイ

［ＧⅡローズステークス＝２０２４年９月１５日（日曜）３歳牝、中京競馬場・芝２０００メートル、秋華賞トライアル］ 　ラビットアイ（鈴木孝）は前走ＧⅢフラワーＣ（４着）以来、約半年ぶりの実戦。９日朝の気配は上々で、馬房でリラックスした姿を見せていた。 　生田助手は「休み明けなので少し余裕を残していますが、悪くないと思います」とうなずく。馬体重は先週時点で４９６キロ。２歳時にも４９０キロで出走したことはあるが、馬体にしっかりとした幅が出てきており、成長ぶりがうかがえる。最終追い切りを前に、当日は「４８０キロくらいでいけたら」と見通しを語った。 　４日の１週前追い切りは栗東ウッドで６ハロン８０・１ー１１・９秒をマーク。併せ馬のラッキーマリリン（１勝クラス）を０秒５追走して外に併せ、２馬身半先着する好内容だった。「乗り手が〝こんなに時計が出るとは思わなかった〟と言っていました」と生田助手。手応え以上の走りを見せた愛馬に、ひと夏を越した進化を感じている。 　逃げ差し自在のレースぶりで、デビュー２戦目から騎乗している横山典とのコンビは今回も継続。「ノリさんが気に入って乗ってくれています」と名手が素質を評価しているだけに、１勝馬でも軽視は禁物だ。