社長の輩出率、徳島県が全国1位 7年連続首位、背景に人口減も?
都道府県の人口に対して、企業の社長をどれだけ生み出しているかを示す「社長の輩出率」で、徳島県が7年連続で全国1位になったことが東京商工リサーチの調べで分かった。同社の徳島支店は「徳島は特に小規模業者が多いことが特徴。急速に進んでいる人口減少の影響もあるとみられる」と分析している。 社長の輩出率は同社の企業データベースにある約400万社の代表者のデータから、公開されている出身地と、2024年1月1日時点の都道府県別の人口をもとにして算出した。 徳島の輩出率は前年と同じ1.35%。2位は山形県(1.14%)、3位香川県(1.08%)、4位秋田県(1.03%)、5位愛媛県(0.99%)と、四国の3県が5位以内だった。高知県も0.86%と10位に入った。 また、都道府県庁所在地別の人口に占める社長の比率では、徳島市が2.91%と全国7位に。政令指定都市以外では、全国トップだった。1位は東京23区の5.49%、2位は大阪市の4.00%、3位は福岡市の3.28%となっている。(森直由)
朝日新聞社