バルセロナと対戦へ!小学生年代最高峰の国際大会に出場 チーム強化進む 欧州無償派遣事業 山梨
サッカー強豪国・スペインで12月に開催される世界最高峰の国際大会に、山梨県内の小学生を無償で派遣する事業「UNLIMITED GOALS」。大会の組み合わせも決まり、世界屈指の強豪・FCバルセロナと対戦することに。士気もますます高まる中、着々と進むチーム作りに密着しました。 【動画】早くから世界を どんな子どもにも平等にチャンスを
■短期の準備期間 チームビルディングで結束
バルセロナで行われる「TIC TAC CUP」。「小学生年代のチャンピオンズリーグ」とも呼ばれる大会に挑むのは、山梨選抜チーム「UNLIMITED GOALS YAMANASHI」です。 90人超が挑戦したセレクションを勝ち抜いたのは5年生10人。世界最高レベルの同年代の選手たちと渡り合うべく、メンバーは10月から活動を始めました。
雨宮功征選手(Uスポーツクラブ) 「(選出を聞いて)涙が出てしまった。うれしさを超えてしまった感じ」 堀口莉央奈選手(甲府西Jr) 「(スペイン遠征に)親がいないことが心配」 荻野廉士選手(千塚FC) 「みんなのために人の倍走って声をかけてチームをサポートできるように頑張りたい」 中込琉翔選手(エルフシュリット一宮) 「やるからには優勝したい」
北杜市のリゾナーレ八ヶ岳で行われた1泊2日の強化合宿。 普段は別々のチームでプレーする選手たちはまず、チームビルディングを実施。主に企業向けに人材・組織開発を手掛ける「IWNC」の協力を得て、与えられた課題を解決。チームの一体感を高めました。 研修の最後は、高さ約10mの木の上から。選手は決意を口にし、飛び降ります。
風間斗歩選手(フォルトゥナSC) 「失敗を恐れずに頑張ってきます!」
チームビルディング研修を終え、一体となった選手たち。 この後もさまざまなプログラムを通じて、結成初日とは思えないほど急速に親交を深めました。 合宿2日目は実戦形式の練習に。 日本の小学生サッカーは8人制が導入されているのに対し、スペインは7人制が基本。そのほかにも日本とは異なるオフサイドのルールがあります。