社会人になって初めて「お彼岸」に帰省します。会社の人から「親にお金を渡さなきゃね」と言われましたが、用意したほうがいいのでしょうか?
交通費など料金が高い夏休みを避けて、お彼岸に帰省する人もいるでしょう。帰省したときは、親に滞在費などのお金を渡すべきなのか悩むものです。特に、社会人になってからまだ数ヶ月しかたっていない新社会人の方は、お金にあまり余裕がなく予算も限られてしまいます。 そこで本記事では、実家に帰省した際に親に渡すお金の額やお金以外の贈り物についてもご紹介します。
親にお金を渡す? 渡さない?
社会人のなかには、実家の滞在費としてお金を渡す人もいます。(株)小学館(東京都千代田区)が運営するWebメディアkufuraが、20~50代の既婚男女242人に行った「実家への帰省の際、親に滞在中の費用などを渡すかどうか」の調査(2024年7月6日公開)では、お金を渡したことがあるのは約4人に1人という結果でした。 また、「お金を渡す」と回答した30人が支払った平均金額は、「1回の滞在につき2万4556円」とあり、2~3万円が相場のようです。 滞在時にかかる食費や光熱費に関する実家への遠慮や、気兼ねなく過ごすために、「気持ち」として包んでいる人が多いようです。
親へ送る感謝のプレゼント例
上述の調査で帰省時に親にお金を渡す主な理由として、「お互いに気持ちが楽になるから」「親も高齢になってお金のやりくりが大変だから」というものがありました。しかし、親側からすると「お金を受け取りにくい」という人も多くおり、断られるケースもあるようです。 そこで、親へお金の代わりに感謝の気持ちとして、特別なプレゼントを用意するのもおすすめです。プレゼントは、両親のライフスタイルを考慮したうえで普段からよく使うようなアイテムを選び、さらに素材などにこだわった高品質で長く使えるものを選ぶとよいでしょう。 また品物ではなく、体験イベントや旅行など特別で思い出に残るプレゼントも人気があります。一方、かしこまった贈り物を手渡すのは気が引ける場合には、手土産として少し豪華なお土産を渡すのもおすすめです。 家族や親戚が集まる場合は、個包装の食べ物も人気です。暑い時期なら、ゼリーなども喜ばれます。また、ようかんやカステラなどの和菓子をはじめ、ちょっとおしゃれな洋菓子も特別感があっておすすめです。 親が住んでいる地元から離れた地域で生活している場合には、その地域の特産品を用意してもよいでしょう。生活する拠点について会話が弾むため、住んでいる場所や状況も自然と伝わります。
家庭の状況や価値観に基づいて判断しよう
帰省したときに親にお金を渡す人も多いですが、プレゼントやお土産を代わりの贈り物として渡すのもおすすめです。 お金を子どもから渡されるのを嫌がる親もいるため、家庭の状況や価値観などを加味して喜ばれる贈り物を選んでみてください。 出典 株式会社小学館 kufura 実家への帰省の際、親に滞在中の費用などを渡すかどうかについてのアンケート調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部