サッカーの欧州５大リーグでは選手の負傷が増加傾向にあり、クラブチームが昨季被った損失は総額で７億３２００万ユーロに上ることが分かった。ドイツのミュンヘンで３月撮影（２０２４年　ロイター）

［ロンドン　１５日　ロイター］ - サッカーの欧州５大リーグでは選手の負傷が増加傾向にあり、クラブチームが昨季被った損失は総額で７億３２００万ユーロ（約１１８９億円）に上ることが分かった。 保険ブローカーの英ハウデンは１５日、欧州男子サッカー負傷指数の第４版を発表。イングランド・プレミアリーグ、ドイツ１部ブンデスリーガ、スペイン１部、フランス１部、イタリア・セリエＡで２０２３─２４年シーズンに発生した負傷は計４１２３件で、２２─２３年シーズンから４％、２０─２１シーズンから３７％それぞれ増加した。 負傷離脱中の選手にクラブ側が支払った給与は総額７億３２００万ユーロだった。上記５大リーグでは９２分に１件の割合で負傷が発生し、クラブは１試合で平均１７万２９７５ユーロの損失を出した計算となる。負傷者数はブンデスリーガが最大で、けがの発生は５２分に１件の割合。同リーグのダルムシュタットに至っては３３分に１件の割合だった。 プレミアリーグは負傷件数こそ前季の９４４件から９１５件に減少したものの、クラブ側の費用負担は総額３億１８００万ユーロで、５大リーグ中トップ。マンチェスター・ユナイテッドが負傷離脱中の選手に支払った金額はリーグ最高の３９００万ユーロだった。