阪急阪神HDがリスク管理室設置 社長直轄、宝塚で批判も
阪急阪神ホールディングス(HD)は21日、人権問題や情報セキュリティーなど経営上の多様なリスクを分析し管理する「リスクマネジメント推進室」を設置すると発表した。社長直轄の組織とし、グループ全体の企業統治(ガバナンス)を強化する狙い。 阪急阪神HDは傘下の宝塚歌劇団で俳優急死問題が起き、労務管理やハラスメント対策が不十分ではないかとの批判も出ていた。 設置は4月1日付を予定。これまで人事総務室にリスク対応の担当を置いていたが、推進室に格上げする。ハラスメントやサイバーテロに目配りするほか、災害時の危機対応にも関与する。