マウスコンピューター初のChromebookの実力は? 「mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」を試す
ベンチマークテストで実力をチェック!
最後に、簡単ではあるがmouse Chromebook U1の実力をベンチマークテストを通してチェックしていこう。なお、いずれのテストも3回実施した結果(スコア)の平均値を掲載している(端数は小数第一位で四捨五入)。 Octane 2.0(JavaScriptパフォーマンステスト) まず、Googleがかつて開発していたJavaScriptのテスト「Octane 2.0」を実施した。総合スコアの平均は5万883ポイントだった。 Chromebookが搭載するChromeOSは、作業の大半をWebブラウザ(Google Chrome)上で行う。そのことを考えると、十分なパフォーマンスは備えているといえる。 Geekbench 6.0 ここからは、「Google Play」からダウンロードできるAndroid端末向けのベンチマークテストアプリを使ってテストを実施する。 まず、クロスプラットフォームのベンチマークテストアプリ「Geekbench 6.0」を使ってCPUとGPUの性能をチェックした。スコアの平均値は以下の通りだ。 ・CPUテスト(シングルコア):1046ポイント ・CPUテスト(マルチコア):2243ポイント ・GPUテスト:3041ポイント スコアだけを見ると、最新のハイエンドスマホにはかなわない。しかし、数年前のエントリーCPUを備えるChromebookと比べると、改善はしている。 Geekbench ML モノはついで、ということでGeekbench本体から独立して配信されている、TensorFlow LiteベースのAI(人工知能)処理テスト「Geekbench ML」も実施してみた。総合スコアの平均は以下の通りだ。 ・CPU演算:187ポイント ・GPU演算:1万639ポイント Xe-LPアーキテクチャの内蔵GPUを備えていることもあり、GPUを使った処理パフォーマンスは比較的良い。オンデバイスでの画像処理を行う場合は、思った以上に快適な動作を期待できそうだ。 3DMark 3Dグラフィックスのテストアプリ「3DMark」のうち、本機の内蔵GPUでも動作する「Wild Life」と「Sling Shot」も試してみよう。総合スコアの平均は以下の通りだ。 ・Wild Life:2303ポイント ・Sling Shot:4818ポイント こちらも最近のハイエンドスマホと比べるとスコアこそ低いが、数年前のエントリーCPUを備えるChromebookよりは改善されている。3Dグラフィックスをバリバリ使うゲーム向けのChromebookではないので、これだけの性能が出れば十分だ。