「いざ1軍に行った時に」ソフトバンクのドラ6ルーキー大山凌 ペイペイで粘投
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク5―3中日(4日、みずほペイペイドーム) ソフトバンクのドラフト6位ルーキー大山凌投手(22)=東日本国際大=が先発し、7回8安打3失点と粘投した。初めて本拠地のマウンドを踏み「緊張はしなかった。いつもより楽しかった」と笑顔を見せた。 ■「えーっ!ラブラブですやん」柳田が夫人と2ショット【写真】 初回は1死から中前打を打たれたが、続く打者2人を空振り三振に切った。2回は2三振を奪った後に鵜飼に左翼席へ本塁打を浴びた。 回が進むごとに、徐々に調子を上げたが、7回に3本の安打で2点を奪われた。「いつもよりは気持ち的に力が入っていた部分があった」。それでも今季最多の115球を投げて無四球。3ボールになった時もあったが「一球一球切り替えて投げているので」と語った。 松山2軍監督は「立ち上がりは捕まりそうな感じはあったけど、4回ぐらいにベンチで『行けるところまで全力で投げていけ』と言ったけど、ちょっとイニングを計算しながら、投げているような感じもあった」と分析。その上で「自分が全力に近い形でどこまでいけるのかというのをテストしていくのも、彼にとっては必要なことだと思う。まだ1年目。途中から良くなったので、初回からあれだけいければ安定感が出てくると思う」と期待を込めた。 2軍戦とはいえ、本拠地のマウンドを踏んだ。「ドームの雰囲気だけでもつかめた。いざ1軍に行った時にプラスになると思う」。課題を克服しながら、1軍の舞台を目指すつもりだ。(浜口妙華)
西日本新聞社