【JJドラマ部】観るべき2024年冬ドラマ直前予想!|JJ
もちろんイケメンが主役のドラマも見逃せない
イマ:インタビューの内容は面白いんですけどね…。ただ、何号かしてまた人選がイケメンに戻りました(笑)。てなわけで、私が推すドラマはイケメンが主役の『闇バイト家族』(金曜24時12分/テレ東系)と『アイのない恋人たち』(1月21日22時~/ABCテレビ・テレビ朝日系)です。 小林:どんなストーリーなんですか? イマ:『闇バイト家族』は闇バイトに加担した5人の老若男女がニセ家族を演じて人生の再起を図る、コメディー要素たっぷりのドラマで、主役の田中颯斗を演じるのは『ゆりあ先生の赤い糸』(2023年/テレビ朝日系)でゲイ役を好演した鈴鹿央士くん。 小林:(相関図を見ながら)ニセ家族の他のメンツもクセが強いですね…、光石研、麻生祐未、山本舞香、綾田俊樹と。そして、謎の男に吹越満。 イマ:第1話を観たんですが、テンポもいいし、妙なおかしみがありました。脚本を担当するのはふじきみつ彦さん〈『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(2021年/NHK総合)、『バイプレイヤーズ』(2017年/テレ東)〉と、金沢知樹さん〈『サンクチュアリ -聖域-』(2023年/Netflix)〉の二人。ふじきさんはEテレ『みいつけた!』の脚本やキャラクター作りをやってたり、金沢さんはバラエティー番組の構成作家出身で自分の劇団で脚本・演出を手掛けていたりと、とにかく多才な方たちで、コメディーのセンスも抜群なんです。 小林:もうひとつのイマイズミさんの推しドラマ『アイのない恋人たち』ですが、遊川和彦さんのオリジナル脚本ですね。 イマ:「恋愛偏差値が低いワケあり男女7人が織り成す愛の物語」という内容だそうです。主役は『大奥』(2023年/NHK総合)が素晴らしかった福士蒼汰。他に岡崎紗絵、本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣、佐々木希というラインナップなんですが、ちょっと不安なのは『となりのチカラ』(2022年/テレビ朝日)とか最近の遊川作品があんまりハマらなくて…。 小林:遊川作品といえば、ちょっと変わった主人公が周囲を掻きまわす話が多いですが、これは群像劇みたいですね。 イマ:番組HPには『「愛がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」それぞれにアイが欠けている者たちによるラブストーリー』って書いてあるから、もしかしたらみんな変わり者なのかも。 小林:それはカオスですね(笑)。ともかく、2024年も引き続きドラマ漬けの毎日ですが、今年もいいドラマに出合えますように! ■小林久乃(こばやし・ひさの)コラムニスト、編集者。正々堂々の独身。中学生から地上波ドラマを愛して30年以上、筋金入りのオタク。好きが高じてついには『ベスト・オブ・平成ドラマ!』(青春出版社刊)を上梓した。ラブストーリーが好きで、特に禁断の恋がテーマとなると視聴熱が俄然、盛り上がる。 ■元JJ編集長イマイズミ 女性誌『CLASSY.』『JJ』の編集長を歴任。1クールの地上波ドラマを全録画するようになったのは、編集長になった13年ほど前から。「仕事で新しい俳優、タレントさんを覚えるため」というのが理由だったけど、見事に大ハマり。ホームドラマとラブコメ好き。韓国ドラマもやや中毒。 イラスト/lala nitta