【独自】奥田民生(59)ソロ30周年ライブ密着インタビュー「行き当たりばったりで行けたらいい」還暦後の音楽活動は?
2024年10月26日、27日とソロ活動30周年を記念したライブを開催した、歌手の奥田民生さん(59)。 【写真8枚】奥田民生(59)ソロ30周年ライブ密着インタビュー 写真を見る 両国国技館で行われたライブには、トータス松本さんや斉藤和義さんなど豪華な顔ぶれがお祝いに駆けつけました。 27日「めざまし8」はライブ直前の奥田さんにインタビュー。 岸本理沙アナウンサー: ソロ30周年おめでとうございます。 奥田民生さん: ありがとうございます。 今回30周年ということで、わりと昔の曲とかも思い出したりとかしていたので、おかげでなんかこんなあったとか、ちょっと忘れていたやつとか、有意義なことになっていますね。 1994年から本格的にソロ活動を始め、その後、30年間走り続けてきた奥田さん。 ――この30年で年齢と共に曲調、歌詞などに変化は? 奥田民生さん: うーん、若い頃、「早くおっさんになりたい、なりたいボーイ」だったんで、こう老けた感じの内容が多かったと思うんですけど…、別に自然に老けるんだから、そんなことしないでも良かったんだとも思うんです。今はもうベテランっぽくなりたいというのは超えているので、逆にね(笑)。ちょっと若返らないといけないのかなと思ったりしていますが…。 ――昔と今と考え方って変わってきました? 奥田民生さん: やっぱりそうですね、そんなに時間がたったとは思えないので、仕事の内容的にも変わってないので、転職したわけでもないですから。それでも本当に変わらないですね、行動も変わらないから。 ――変わらないのはなぜだと思いますかか? 奥田民生さん: 変わらなきゃいけないのなら、変わると思うんですけど、そのままずっとやり続けられている環境を与えられているのは、周りに感謝しなくてはいけないですね。 変わらないようにとしているわけではないんですけど、やることが同じなだけです(笑)。 ――「音楽が一番の趣味」とおっしゃってましたが、好きなことをやり続けるのが大事? 奥田民生さん: 何でも好きだと思ってやればいい話ですけど、好きなところを見つけてね。 音楽は歌うだけではないし楽器もあったり、歌詞もそうかもしれないですけど、色々あるので。 自分の中でも流行があるんですよ。「今は歌より楽器の方がいいや」とか、楽器もね。「今はギターよりドラムの方が好きだな」とか、そうやっているから飽きないでできているので長続きするんじゃないかと。 ――曲を作るときは、曲から入るのか、それとも歌詞から入りますか? 奥田民生さん: 僕はほぼ曲がというかメロディーみたいなのが(先ですね)。なんか「こういう内容の曲をお願いします」と頼まれたときぐらいですかね、言葉をちょっと考えてそこからっていうのは。大体は鼻歌で言葉は鼻歌にあった言葉というか、それができて歌詞の意味を最後に作るというか。 ――楽器を演奏していてメロディーが出てくることとかも? 奥田民生さん: まあそういうのはありますね。ただ、もうすぐ60にもなってきますとね、新しいのを思いついたと思っても、だいたい前のやつです(笑)。自分の。だからそれ気をつけないとね。自分で自分のをパクっているやん。という可能性もありますよね。良いのできたと思っても、前のだったというのが結構あるので。これベテランあるあるだと思うんですけど。 ――奥田さんにとって音楽とはなんですか? 奥田民生さん: やっぱりこう“もっていかれる”というか“その瞬間だけでも夢中になれる”というか、リズムとかでもね、そこに委ねたくなるというか…、そういうものを聞いて好きな、この曲好きだとかそういうのを自分でも作りたいと思っています。