池袋事故遺族ら中傷疑い、警視庁 交通鑑定人ら2人を書類送検
2019年の東京・池袋の乗用車暴走事故で妻子を亡くした松永拓也さんらを交流サイト(SNS)で中傷したとして、警視庁捜査1課は4日、名誉毀損容疑などで福岡市の交通事故鑑定人の50代男性を、同容疑で埼玉県川口市の50代男性を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。 【写真】東京・池袋で乗用車が暴走し母子が死亡した事故の現場=2019年4月
捜査関係者によると、2人は昨年11月、X(旧ツイッター)の音声サービス「スペース」を配信。福岡市の男性は、松永さんや一般社団法人「関東交通犯罪遺族の会(あいの会)」代表理事の小沢樹里さん、12年に京都府亀岡市の暴走事故で娘を亡くした中江美則さんの名誉を傷つけるなどし、川口市の男性は小沢さんを中傷した疑いがある。