Googleが新たに展開する検索広告を活用した「オフサイトリテールメディア」とは?
「SA360」のプロジェクト・マネージャーであるGoogleのユアン・フィッシャー氏は3月18日、自社のコーポレートサイトでさらに詳しく説明。自身が発表した記事で次のように語っています。
┌────────── Lowe’sはGoogleの既存のマネージドサービスを利用しつつ、将来的には広告主向けのオプション機能として「SA360」と提携。Google検索およびGoogleショッピングを活用し、Google初の「オフサイト・リテール・メディア」をスタートします。(フィッシャー氏) └────────── フィッシャー氏はこれに加えて、小売事業者の顧客データが全て広告主に共有されるわけではないことを強調しました。 ┌────────── 広告表示の有無は顧客自身が選択できる形式にすることで、小売事業者は顧客情報を広く公開することなく、プライバシーを重視するやり方で顧客情報を広告主に共有できるようになります。これにより、広告主は購買意欲の高い顧客にリーチできるようになるため、広告のパフォーマンスを向上させることにもつながります。(フィッシャー氏) └────────── 顧客は広告表示をクリックすると、小売事業者のECサイトの商品詳細ページに誘導され、商品を購入することができます。 ■ オフサイトリテールメディアの普及を計画 ベータ版の「オフサイト・リテールメディア・ソリューション」はクローズドでの運用ですが、フィッシャー氏は、ゆくゆくはGoogleが他の小売事業者の利用を呼びかけるようになることを示唆しました。フィッシャー氏によると、Googleは新たに小売事業者の販促施策のサポートを開始する予定です。 ┌────────── Googleは今後、Microsoftや小売事業者のECサイト以外で広告訴求するための販促企画をサポートする予定です。「SA360」独自のリテールメディア機能を構築し、広告主にとってより高いパフォーマンスを実現していきます。(フィッシャー氏) └──────────