30年で死亡者数が8倍“難治”の膵がん 「1cm以下で手術すれば9割が治る」検出率78.6%の膵がんドックで早期発見
検出率は78.6%「膵がんドック」
「1cm以下で見つかると、手術することによって9割程度治ると言われている」と話す寺田医師。早期発見につなげようと、県済生会病院が導入したのが「膵がんドック」だ。 寺田医師: がんそのものではなくても、膵がんによる二次的な変化をとらえることでき、異常が見つかった患者に精密検査を行うことができる。 膵がんドックではMRIや血液検査などを組み合わせて、膵管の異常や早期のがんを発見することができる。その検出率は78.6%で、これまでの検査と比べて検出率が2.2倍に上がった。 寺田医師は「はっきりとした予防法がないため、喫煙や飲酒、肥満など危険因子をなるべく減らすこと」としたうえで、定期的な検診の重要性を訴える。 寺田医師: 体重が減ったり食欲がなくなったりとささいな変化があれば、膵がんドックに関わらず、病院を受診してもらいたい。 早期発見、早期治療につなげるため、少しでも体調に変化があれば受診することが重要だ。 (福井テレビ)
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