「頑張ってきた分だけ無駄だったのかな…」力を出し切れず、”悔し涙”が溢れた池江璃花子「勝てなきゃ意味がない。4年後リベンジしたい」【パリ五輪】
悔し涙が溢れた。 現地7月27日、パリ五輪の競泳は女子100mバタフライ準決勝が行なわれ、池江璃花子は57秒79で決勝進出ラインとなる上位8人に残れなかった。一方で五輪初出場の17歳、平井瑞希が56秒80で全体7位通過。現役高校生が明日の決勝に駒を進めた。 【画像】パリ五輪に挑む女子競泳日本代表を一挙紹介! 完全な力負けだった。前半は積極的に飛ばし、26秒36(3位)でターンした池江。しかし、徐々に上位との差が開き遅れ出すと、結局6位で終えた。電光掲示板に表示された自身のタイム「57秒79」を見て、厳しい表情を浮かべた池江はプールから上がると、タオルで顔を覆った。 厳しい現実に悔し涙が止まらなかった。レース後、池江はテレビインタビューの質問にしばらく沈黙。「正直頑張ってきた分だけ無駄だったのかなって…そういうレースでした」と、なんとか言葉を絞り出した。 2大会ぶりに掴んだ個人種目でのオリンピックに労いの言葉をかけられると、うなずきながら「最後は勝負の世界なので、勝てなきゃ意味がないです」と、自らに言い聞かせるように答えた。最後に「自分の力を出し切れずに終わってしまった。また4年後にリベンジしに帰ってきたい」と話し、2028年ロス五輪での決意を示した。 自己ベストを更新できず、苦悩しながらもなんとか掴み取った大舞台。不屈のスイマーにとって3度目のオリンピックは悔しさだけが残った。 構成●THE DIGEST編集部
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