調布・電通大で中高生対象「UECスクールCafe」 実験見学や茶話会
電気通信大学(調布市調布ヶ丘1)は11月17日、中高生を対象にした茶話会形式のイベント「UECスクールCafe」を開催する。(調布経済新聞) 【写真】電通大のラボで実験見学ができる「UECスクールCafe」(写真はUECスクール) 同大ではこれまで、女子中高生の理系進路選択支援プログラム「匠(たくみ)ガール」や、情報・理工学に関心を寄せる高校生が大学の学びを体験する「UECスクール」などを継続的に開催してきた。今回スタートする「UECスクールCafe」は気軽な雰囲気の中で、先輩や教員からキャンパスライフやラボについて話を聞いたり現場を見学したりする企画。 初回となる17日は、同大修了生で法政大学専任講師の堤瑛美子さんが女性研究者ゲストとして登場。大学生活や女性研究者としてのやりがいなどを約10分間話す。研究設備センター学術技師の小林利章さんによる実験「マイナス196度の液体窒素で実験! 空気を液体にしてみよう」を行う。およそ20分間の実験の後、最先端の研究機器を見学。最後に、菓子を食べながら自由にコミュニケーションできる時間を設ける。カフェタイムには、参加した中高生が自分の進路や受験に関する悩みを相談することもできる。 第2回は12月15日、同大III類(理工系)電子工学プログラム准教授の古川怜さんが女性研究者ゲストとして登場し、環境安全衛生管理センター准教授の北田昇雄さんによる「発光物質を混ぜて白色を作ってみよう」を行う。 第3回は2025年1月26日、II類(融合系)計測・制御システムプログラム准教授の饗庭絵里子さんが女性研究者ゲストとして登場し、I類(情報系)コンピューターサイエンスプログラム教授の「偏光板を通さないと動画が見えないスクリーンを作ってみよう」を行う。 問い合わせ窓口となっているアドミッションセンター特任准教授の森田桂花さんは「理系大学のリアルな現場をちょっとのぞいてみたいな、という気軽な気持ちでの参加でも歓迎。ロールモデルになる女性研究者をゲストに招くので、進路や将来について質問してほしい。女子中高生に限らず男子も対象なので積極的に申し込んでほしい」と呼びかける。 開催時間は14時~16時。無料。定員は各回20人(先着)。専用フォームから5日前までに申し込む(定員になり次第締め切り)。
みんなの経済新聞ネットワーク