花巻の名物ソフト ピンに ボウリング考案 改良重ね普及へ
花巻市職員で構成する地域おこし研究所は、実証研究の一環で、障害の有無に関係なく身近に楽しめるご当地スポーツ「マルカンソフトボウリング」を考案した。花巻の名物をモチーフにしたピンを台に並べ、車椅子使用者も一緒に楽しめるのが特徴。市民の意見を参考に改良を重ね、普及につなげたい考えだ。 実証研究は、障害がある人がスポーツに触れる場所や機会をつくることで、健康増進はもちろん、共に競技する他者への理解、花巻の魅力発信につなげるのが目的。 市手をつなぐ育成会や市スポーツ推進委員、地域おこし協力隊などをメンバーとしたワークショップで、ご当地スポーツで期待される効果、どんな要素があれば皆が楽しめるか、花巻らしさなどを検討し、マルカンソフトボウリングのアイデアを練り上げた。 「マルカンソフトボウリング」は、マルカンビル大食堂の10段巻きソフトクリームを模した木製のピンと台を使用したボウリング。2チームに分かれて1人2投ずつ、ソフトボール大のプラスチック製ボールを卓球バレーのラケットで転がし、倒したピンの数で得点を競う。