「自転車とヒッチハイクで…」 17歳少女を絞殺、30歳無職男の11日間の逃走劇
ホテルを出る前に口論に
翻って、被害少女について先の府警担当記者が語る。 「いわゆるフリーターだった少女は、ネイリストになりたいという目標を持ち、バイト生活をしていました。グリコの看板下の一角、通称“グリ下”に集まる未成年とつるむなどしてパパ活を繰り返していたわけではなかったようです」 だが事件当時はバイトを辞めたタイミングで、 「次のバイトが決まるまでのつなぎのため福井の誘いに乗ったのかもしれません。福井も職に就いていなかったので金はさほど持っていなかったと思われます。大阪に来た理由やトラブルの詳しい内容は分かっていないものの、福井は“ホテルを出る前に口論になり、両手で首を絞めた”と殺害を認める供述をしています」 逃避行中、殺人犯はヒッチハイクに代わる逃走手段を探っていたのだろうか。あるいはSNSを漂い、次なる相手を見据えていたか。
「週刊新潮」2024年10月24日号 掲載
新潮社