【MLB】レッズがヤンキースからトレビーノ獲得 2022年プラチナグラブ賞の捕手 2対1のトレードが成立
日本時間12月21日、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者とジョエル・シャーマン記者が報じたところによると、ヤンキースのホセ・トレビーノがレッズへトレードされることが決まったようだ。ヤンキースは対価として救援右腕フェルナンド・クルーズとマイナー契約の捕手アレックス・ジャクソンを獲得する。ヤンキースは若手捕手のオースティン・ウェルズが台頭してきたことにより、2022年プラチナグラブ賞のトレビーノを放出することを決断した。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在32歳のトレビーノは2018年にレンジャーズでメジャーデビューし、2022年開幕直前にヤンキースへ移籍。この年は自己最多の115試合に出場して打率.248、11本塁打、43打点、OPS.671をマークし、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たしたほか、ゴールドグラブ賞とプラチナグラブ賞に輝いた。しかし、翌2023年は右手首の故障もあって出場機会が激減(55試合)。今季も74試合の出場にとどまり、打率.215、8本塁打、28打点、OPS.642に終わった。移籍先のレッズでは正捕手タイラー・スティーブンソンをサポートする2番手捕手として起用されることになりそうだ。 ヤンキースが獲得するクルーズは32歳でメジャーデビューした遅咲きの右腕(現在34歳)。メジャー3年目の今季は自己最多の69試合(うち3先発)に登板して66回2/3を投げ、3勝8敗、23ホールド、防御率4.86、109奪三振をマークした。制球の不安定さが目立つものの、奪三振率14.72という三振奪取能力の高さは非常に魅力的であり、決め球のスプリッター(被打率.116、被本塁打0、空振り率59.3%)を武器にブルペンの一角を担うことになる。 ジャクソンはメジャーで5年間プレーした実績を持つ28歳の捕手。今季はレイズで2年ぶりのメジャー昇格を果たし、自己最多の58試合に出場したが、打率.122、3本塁打、12打点、OPS.439、155打席で53三振と全く打てなかった。シーズン終了後にFAとなり、11月にレッズとマイナー契約を結んでいたが、ヤンキースへ移籍することに。平均以上のフレーミング技術を有しており、控え捕手として開幕ロースター入りを目指すことになりそうだ。