パーマー、プレミアリーグ史上最多のPK12本連続成功! チェルシー史に名を刻む新記録も達成
チェルシーに所属するイングランド代表MFコール・パーマーが、数々の記録を達成した。 【ゴール動画】チェルシー、2点ビハインドから鮮やかな逆転劇 プレミアリーグ第15節が8日に行われ、公式戦4連勝中、7試合無敗と好調のチェルシーは、3戦未勝利と苦しむトッテナムの本拠地に乗り込んだ。試合は序盤、スペイン代表DFマルク・ククレジャが2度も足を滑らせてボールを奪われたところから、2失点を喫する苦しいスタートとなる。それでも、17分にイングランド人FWジェイドン・サンチョがカットインから豪快なミドルシュートを突き刺して反撃の狼煙を上げると、1点ビハインドで折り返した後半も完全に試合を掌握。61分にパーマーがPKを決めて試合を振り出しに戻すと、73分には腕章を巻くアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスが左足でニアサイドを撃ち抜き、逆転に成功。84分にはパーマーがこの日2度目のPKで“クッキアイオ”を成功させると、後半アディショナルタイムには1点を返されるも、4-3で勝利。スコア上は撃ち合いとなったものの、内容面では大きな手応えを得られる試合を披露したチェルシーが、公式戦5連勝を飾った。 この試合で2本のPKを成功させたパーマーは、これでプレミアリーグの試合では12本連続でPKを成功させたこととなる。データサイト『Opta』によると、これはかつてマンチェスター・シティの攻撃陣をけん引した元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレ氏の記録(11本連続成功)を上回る、プレミアリーグ新記録のPK連続成功数だという。“PK職人”の名に相応しいプレミアリーグ記録を打ち立てると同時に、今後この数字をどれほど伸ばすのかにも注目が集まる。 それだけでなく、トッテナム戦で2ゴールを挙げたパーマーは、チェルシー加入後の公式戦48試合の出場で、50ゴールに直接関与したこととなった。その内訳は33ゴール、17アシストという数字。48試合より少ない試合出場数で50ゴールに直接関与した選手は、プレミアリーグの歴史上でもマンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(39試合で達成)、ニューカッスル時代の元イングランド代表FWアンディ・コール氏(43試合で達成)リヴァプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラー(46試合で達成)の3名しか存在しないという。 加えて、パーマーは2024年に行われたプレミアリーグのゲームで、38ゴールに直接関与しているが、これはチェルシーの選手が単一年度(暦上の1年間)で記録したゴール関与数としては既に最多の数字となっている。2024年内、チェルシーはまだ公式戦6試合を残していることを考慮すると、ゴール直接関与数はまだ増える可能性が高い。 昨年夏にマンチェスター・シティから完全移籍加入すると、即座にチェルシーの中心選手に君臨し、驚異的な活躍を見せているパーマー。トッテナム戦を勝利したことで、チェルシーは消化試合数が1つ多い状況ながら首位を走るリヴァプールとの勝ち点差を「4」まで縮めたが、そんな好調の“ブルーズ”を支える背番号20は、今季が終わった時にどんな景色を見せてくれるだろうか。
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