「これからの数週間が重要」トップ4入りへ負けられない「6位コベルコ神戸スティーラーズ」×「5位トヨタヴェルブリッツ」
前節の試合終了後。コベルコ神戸スティーラーズの指揮官、デイブ・レニーHC(ヘッドコーチ)のコメントからは緊張感が伝わってきた。
「私たちは今、トップ4に辿り着けるかが焦点になっています。おそらくブレイブルーパスと、ワイルドナイツは、このままシーズンの最後まで行く可能性が高い、と思っています」
元オーストラリア代表HCの名将は、共に7戦全勝の埼玉パナソニックワイルドナイツ(1位)と東芝ブレイブルーパス東京(2位)は、4強によるプレーオフ進出が高い、と読んでいる。
「そうなれば、トップ4に残された枠は、あと2つです。その2枠に入れるかどうかは、これからの数週間がすごく重要になってきます」
【順位表】ディビジョン1上位6チーム(※第7節終了時点) 1位 勝点33(7勝0敗) 埼玉ワイルドナイツ 2位 勝点32(7勝0敗) 東芝ブレイブルーパス東京 3位 勝点24(5勝2敗) 東京サンゴリアス 4位 勝点20(4勝3敗) クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 5位 勝点19(4勝3敗) トヨタヴェルブリッツ 6位 勝点19(4勝3敗) コベルコ神戸スティーラーズ
勝点19(4勝3敗)のスティーラーズは6位につける。
6位だが、トップ4の背中は目の前。サンゴリアスとの勝点差は「5」。3勝4敗で並ぶ4位スピアーズとの差は、わずかに「1」だ。
昨季はトップリーグ時代を含めてワーストの9位に沈んだが、今季は大混戦の中位争いで奮闘中。このまま尻上がりに調子を上げ、まずはリーグワンで初の4強入りを果たしたい。
そのためにも、ホストとして迎える第8節交流戦は落とせない。
相手は4勝3敗で勝点19とまったくの同じ。3月3日(日)、大阪・東大阪市花園ラグビー場で迎え撃つのは、5位トヨタヴェルブリッツだ。
元ニュージーランド代表HCのスティーブ・ハンセンを総監督とするヴェルブリッツは、今季プレーにスピード感がある。
クロスキックなども活用しながら縦横にボールを動かす。振り回された相手はリアクションを重ね続け、受け身のままインゴールを奪われる。