米下院倫理委、司法長官候補の違法行為疑惑への対応を20日協議
Bo Erickson [ワシントン 18日 ロイター] - 米下院倫理委員会は、トランプ次期大統領が司法長官に指名したマット・ゲーツ元下院議員(42)による17歳の少女への性的違法行為や薬物使用の疑惑に関する今後の対応を20日に協議する見込みだ。2人の情報筋が明らかにした。 高官人事を承認するかどうかを決めることが義務付けられている上院からは、下院倫理委員会委員会に対して疑惑に関する調査結果を共有するよう求める動きが出ている。 トランプ氏が司法長官人事を発表した数時間後の今月13日にゲーツ氏が下院議員を辞職したため、完了に近づいていた調査が続けられるかどうかが不透明になっている。 ゲーツ氏は違法行為を否定している。 下院倫理委員会で証言した2人の成人女性の代理人を務める弁護士は18日、米ABCテレビに対し、ゲーツ氏が2人に性行為の対価を支払っていたことや、うち1人はゲーツ氏の17歳の少女との性行為を目撃したと明らかにした。 トランプ氏の政権移行チームのアレックス・ファイファー報道官は「第2次トランプ政権を頓挫させようとする根拠のない主張だ」との声明を出した。 司法省はゲーツ氏の少女に対する違法行為疑惑を巡って同氏を3年弱捜査していたが、ゲーツ氏の事務所は2023年に検察当局から起訴はされないと告げられたと語っていた。