福島県沖地震被害の宿泊施設再生へ 相馬市「ホテルいちぼう」来年夏ごろ営業開始
2021(令和3)年と2022年の福島県沖地震で被災した相馬市尾浜の「いちぼう旅館」が「ホテルいちぼう」に生まれ変わる。26日、現地で地鎮祭が行われた。 いちぼうは東日本大震災で被災後、修繕して営業を続けてきたが2022年の福島県沖地震で建物が傾き、壁が崩壊するなど大きな被害を受け営業を停止した。 新たな建物は鉄骨2階建てで、15部屋を用意する。レストランを設け、地元の食材を使った和食などを提供する。来年夏ごろの営業開始を目指している。花塚熱学工業が設計、アイワビルドが施工を手がける。 地鎮祭にはいちぼうの吉田直人代表(51)らが出席。吉田代表がくわ入れし工事の無事を祈った。 吉田代表は「今まで以上に客に愛される宿にしたい」と意欲を述べた。 (相双版)