AI時代「日本の本当の強み」は超意外すぎる“ここ”にあった!孫さんにつんく♂が聞く「AIで今後どうなるの?」
そういう話をすると、みんな「おお! 深い」と日本人や日本語をリスペクトしてくれます。 つんく♂:AIで医療も変わって、みんなますます長生きするようになるかもしれませんよね。 孫:そうですよね。フィジカルに年をとらなくなる時代もそれほど遠くないですよ。 つんく♂:本当ですか? ■健康寿命を延ばして「やり直せる社会」に 孫:「老化はなぜ起こるのか」という研究が進んでいるので、老化のしくみも解明されつつある。それを改善する薬や治療が一般になっていくのも時間の問題です。
つんく♂:今より長生きできるんでしょうか。それとも健康寿命を延ばして、コロリと死ねるみたいな? 孫:まさにおっしゃる通り、80歳、90歳まで元気でいて、突然コロリと死ぬのが理想だよねということで、ライフサイエンス系の研究者たちはそれを目指しています。実際、自然界にそういう生き物がいるんですって。 細胞を調べてみてもまったく老化しないのに、コロリと死ぬのが同じ種でもいて、亡くなっても細胞は若々しいんですって。
つんく♂:いつまでも若くいられるということは、いつまでもやりたいことができるわけですよね。 孫:「人生は何度でもやり直しがきくよ」という社会になればいいと思います。 「今〇〇しないと将来取り返しがつかないことになる」という考え方じゃなく、「本当にやりたいこと」「やりたかったけどあきらめたことをやる」ほうが、ちょっとは幸福度が上がる気がするんですよね。 つんく♂:でも、AIがいろいろなことを解決しちゃう未来がきたら、好きなことって見つかるんでしょうか?
孫:深い質問ですね。そもそも好きなことって何だろうっていう。 ■一人ひとりがやりたいことをやればいい つんく♂:僕はできないことやくやしいこと、ハンデがあるからこそ、「なにくそ」というガッツが生まれて、その結果、好きなことや、やりたいことが見つかる可能性があるかもしれない、とも思います。 孫:そうですね。でも、逆に好きなことなどなくて、ぐうたらしているのが幸せという人生もあるかもしれません。それはそれでいいんじゃないかとも思うんです。