佐々木麟太郎、日本時間12日午前8時に米デビュー! 「渡米時の大谷、松井よりパワーがある」MLB公式サイトが特集
岩手・花巻東高で歴代最多とされる高校通算140本塁打を放ち、世界屈指の名門校、米スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎内野手(19)が11日(日本時間12日午前8時開始)のMLBドラフトリーグで〝米球界デビュー〟を果たす。大リーグ公式サイトが10日(同11日)、報じた。トレントン・サンダーの一員として一塁手で出場予定。米代理人事務所「WMEスポーツ」と契約したことも明らかになった。 天賦の才を示すときがやってきた。7月のドラフト会議で指名を狙い有望株が集うMLBドラフトリーグで、佐々木が公式戦デビューを果たす。MLB公式サイトが、11日(日本時間12日午前8時開始)にトレントン・サンダーの一員として一塁手で出場すると報じた。 「スカウトは、渡米時の大谷翔平や松井秀喜よりもパワーがあると証言した。2026年(7月)のMLBドラフト会議で対象となる前に、天才が一流のスピードと高いレベルの変化球にどう対応するか、多くの人が注目するだろう」 佐々木は歴代最多の高校通算140本塁打を誇り、米スタンフォード大に進学。米国では9月に新年度が始まるため同大の試合に出場できず、紅白戦や実戦形式の練習などをこなしていた。 同リーグは21年に新設され、6チームが前後期制(6~9月)で各80試合を戦う。佐々木は、既に開幕した前期(35試合)に出る。参加選手はドラフト対象の大学生が中心で、強豪大より注目度が劣る短大やNCAA(全米大学スポーツ協会)2部でプレーする学生にとってはアピールの場。世界からも受け入れており、昨年は、大谷がインスタグラムをフォローしたことで知られるウガンダ出身のデニス・カスンバ捕手や昨春のWBCチェコ代表のダニエル・パディサクがプレーした。レンガを投げたり、ボールの代わりに生卵を受けたりするユニークな練習を行うカスンバは佐々木の相手チーム、キーズに所属している。 過去には大リーグの球団とメジャー契約を結んだ選手もおり、有望株が集う。佐々木が米国でドラフト対象となるのは2年生終了の26年7月。映像解析システム「スタットキャスト」が導入されるリーグで高い数値を示せれば、スカウトの目に留まることは必至だ。 前例のない挑戦に臨む19歳に強力なバックアップがついた。米代理人事務所「WMEスポーツ」がこの日、佐々木との契約を発表。アメリカンフットボール、バスケットボールを中心に多くの学生をプロに輩出し、今年の全仏オープンテニスで優勝したカルロス・アルカラス、テニス4大大会24度の優勝を誇るノバク・ジョコビッチも在籍。アスリート以外では女優のミランダ・カー、「X JAPAN」のYOSHIKIが所属している。